福岡うまかバイとは
この度わが社では、地元福岡のグルメをネット販売するためのショッピングモール形式のホームページ「福岡うまかバイ」を作りました。
このホームページ作成の強い動機になったのは、私自身の福岡の食文化に対する感謝と愛着です。
現在は地元福岡県に住んでいますが、仕事などの関係で二十代から三十代にかけては関東や中部地方などを中心に全国各地で生活していました。
他県での生活はそれなりに楽しかったのですが、どうしても辛いと感じるのが食事でした。
福岡県に生まれ育った私は、日本全国どこに行っても福岡県のように、たくさんのおいしい外食店が存在すると思っていました。
ところがほとんど口に合わない。
何年たっても心からおいしいと思えるお店に出会わなかったのです。
実際は醤油をはじめとする調味料から野菜、肉などの材料まで地方によって
全然違っているのだから当然ですが、そんなことでさえ県外に出て行って初めて気づいたのです。
そして徐々にですが、福岡県の食文化は、どこにでも在るような当たり前のものではなく大変恵まれたものだったということに気づいていきました。
食は歴史的文化なのですよね。
例えば新鮮な魚を食べる歴史的習慣が無い土地には、新鮮な魚を販売するお店は存在しないし、競争相手がいないからと新規開店しても売れないのです。
つまり、食文化とは、お店とお客さんとで築いてきた歴史そのものということなのです。
だからこそ福岡に生まれ育ったら、何十年県外に住んでも
おいしく感じるのは地元の味なのですよね。
そんな経験から私は地元の食文化と、それを支えるお店の方々に深い感謝と強い愛着の念を持つようになったのです。
現在は幸い地元にもどって生活していますから、ストレス無くおいしいものに囲まれて生活できています。
でも過去を思い出すたびに、地元を離れて久しい人たちは「地元の味を恋しく思っているだろうな」と想わずにはいられないわけです。
食べたいけれど食べに来ることの出来ない数多くの方たちに、なんとか地元の食事を届けて喜んでもらいたい。
地元のお店の方々には、そんなお客さんからの感謝のメッセージを届けたい。
そんな想いをキッカケにホームページ「福岡うまかバイ」を作りました。
「福岡うまかバイ」が、お店の方々と福岡県の食文化を愛する人たちへの応援になれば、こんな嬉しいことはありません。
ソウルフード合同会社 代表 青柳和敏 |