地元と全国の味 焼き鳥食べ比べ/久留米市

久留米市で3、4日、ふたつの焼き鳥の祭典が催される。市内の店が腕を競う「第9回久留米焼きとり日本一フェスタ」と、全国7都市の代表が集まる「第5回全国やきとリンピックin久留米」。震災がもたらした同時開催に「久留米の元気を被災地へ」との思いを込める。  

「日本一フェスタ」は、人口1万人あたりの焼き鳥店数が全国トップクラスの久留米を街として売り出そうと2003年に始まった。今年は筑後市の1店を含む9店が市中心部の六角堂広場に顔をそろえる。

 

「やきとリンピック」の会場は、六角堂広場から西へ500メートルの三本松公園。「日本7大やきとりの街」が07年に福島市で集まって以来、毎年回り持ちで開いており、今年は久留米市が担当。北海道室蘭市、山口県長門市など各市1店ずつ計7店が一堂に会する。

 

「やきとリンピック」は3月19、20日開催の予定が、東日本大震災で延期となっていた。今回の同時開催は、双方の主催団体が話し合って決めた。ふたつの会場では「久留米から東日本に元気を届けよう」と募金を受け付け、売上金の一部とともに被災地に送る。

 

ふたつの祭典は両日とも正午にスタートし、売り切れ次第終了する。問い合わせは「日本一」が久留米焼きとり文化振興会(0942・38・1811)へ。「やきとリンピック」は久留米観光コンベンション国際交流協会(0942・31・1717)へ。(遠山武)

asahi.comより引用